え〜っと本気でオレンジジュースを作ろうとしているのではありません.今回は俗にいう「ビンテージエフェクター」のお話.ダン・アームストロングのオレンジスクイーザーを入手しました.70年代にリー・リトナーや高中さんがギターのトップに付けていた不思議な箱ですね.これ.コンプレッサーという種類のエフェクターで,ギターのピッキングを揃えてサスティーンを伸ばすと言う,簡単に言うと雑な弾き方をしてもそこそこそれなりに聞こえてしまうと言う便利なエフェクターです.一括りにコンプレッサーと言っても音の傾向でいくつか分類できるのですが,コイツはマイルド系(?)とでも言うか,それほどコンプコンプしてなくって心地よく伸びると言った感じ?リー・リトナーの名盤「ジェントル・ソウツ」とか聴くとイメージし易いかな・・・で,ある年代以上のかってのギター小憎にとってはキラーアイテムなのであります.

 形はこんな感じ.
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 これがギターのトップにくっつく訳です.ここで勘のいい人はピ〜ンと来ていると思いますが,このエフェクター,ストラトとかジャックの奥まったギターには付けられないんですよね〜.基本,ES-335とかトップにジャックのあるギター向き.音も攻撃的な音じゃなくマイルドな感じなのでフュージョンの人たちに受けたのかも.また,このエフェクターもともと70年はじめにイギリスで発売されて,その後アメリカでライセンス生産.80年代に入ると日本で作られたと言うシロモノ(その後,韓国で作られたり2000年に入ってしばらくして再生産されたりした).この個体は80年代の日本製で,いわばギリギリ「オリジナル」と言えるか.元のオーナーがアンプに挿す方向で改造(裏蓋に配線の変え方が書かれている)していたので元に戻すために裏蓋を開けたら,オペアンプが缶タイプになっててちょっと感激(笑)あ,配線のハンダはやっぱりビンテージのDutchBoy黒缶を使おうと思ったのですが,面倒くさいのでKester#44で済ませました.

 と,言う訳で憧れのオレンジスクイーザーを手に入れた訳ですが,一番試したかったのがコレまで使っていた自作のコンプ(オレンジスクイーザーの復刻回路)との音の比較.やってみたらかなり近い(と,いうかLunchBoxJr.では聞き分けられない)感じ.
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  じゃ,わざわざ買う必要ないじゃんと思いつつも,楽しく夜は更けていくのであります・・・